ここから本文です。
更新日:2021年10月1日
「はしか」という名前で有名な病気です。
麻しんは感染力が非常に強く、感染から回復期までの約1ヶ月間免疫不全状態が生じます。そのため、二次感染、その他の合併症(重篤な場合には肺炎や脳炎など)を招くこともある病気です。また、特に幼児や成人では重篤になりやすいので注意が必要です。
平成30年3月以降、多数の麻しん患者が発生した沖縄県において6月11日に流行の終息宣言が発表されました。
しかし、一部の地域では現在も麻しんが発生しておりますので、引き続き以下のことにご注意ください。
わが国では、平成20年度から麻しんの排除に取り組んできた結果、平成27年3月には、WHOより排除状態にあると認定されています。しかしながら、近年の国際的な人の移動の活発化に伴い、海外からの渡航者が国内に持ち込むケースや、海外渡航中に感染し国内に持ち込むケースなどが散見され、今後も継続して注意する必要があります。
麻しんの予防にはワクチン接種が有効であり、日本では1歳児と小学校入学前年度を対象に2回の定期接種が行われていますので、対象者は必ず接種するようにしましょう。なお、海外渡航の予定(特に麻しん流行国への渡航)があるワクチン未接種の方は、早めのワクチン接種をお願いします。
厚生労働省(麻しんについて)(外部サイトへリンク)
国立感染症研究所(麻しん・風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方)(外部サイトへリンク)
定期の対象者ではない方が接種を希望する場合は任意接種(全額自己負担)となります。
典型的な症状は、次のとおりで、3段階で症状の変化が見られます。
3~5日間、発熱・咳・鼻水など「かぜ」に似た症状が続く。
一旦熱が下がるが、再び高熱が出て、顔・首・全身に発しんが現れ、4~5日間続く。
発熱は治まり、発疹は色素沈着を残して消失する。
飛沫感染、接触感染、空気感染
10~12日間
非常に強く、感染力があるのは発熱する前日から解熱後3日間までです。
予防としては、ワクチン接種が非常に有効とされています。
ワクチンを接種することで、仮に感染した場合でも、比較的軽い症状で治まる場合もあります。
また、麻しんの患者さんと接触した場合でも、接触後3日以内であればワクチン接種により発症(症状が出ること)予防の効果が期待できるともいわれます。
【次に該当しない方は早めのワクチン接種をお勧めします】
母子手帳で麻しんワクチン(MRワクチン)を2回以上受けた記録がある方
過去に麻しんに罹ったことが確実である(または抗体検査で確認されたことがある)方
発熱、発疹などの症状が出た場合は、必ず受診する前に麻しんを疑う症状があることを医療機関に電話で伝えて、指示に従ってください。
受診の際は感染が広がらないように自家用車を利用するなど公共交通機関の利用は避け、マスクを着用してください。
学校保健安全法では、学校における予防すべき感染症の第2種対象疾病に定められており、解熱後3日を経過するまで出席停止扱いになりますが、詳しくは施設長へお尋ねください。
園医、校医及び監督部署への報告に併せて、ただちに保健所へもご連絡ください。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
Copyright © Kagoshima City. All Rights Reserved.