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更新日:2025年7月1日
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ミニチュアの視点で日常にあるモノを別のモノに見立てたアート「MINIATURE CALENDER」を2011年から始め、本市を拠点に、毎日作品をインターネット上で発表し続けている。今月4日から本市で、自身3度目となる展覧会「みたてのくみたて」を開催する田中さんに、お話を伺いました。
100円ショップやホームセンターを訪れ、商品を眺めながら、さまざまな視点で見立てています。例えば、ただのメモ帳や付箋が、干している洗濯物に見えてきたり、何気ない日常から、予想外の発想が生まれてくることがあります。また、ニュースやSNSを通じて、世間の関心事と結び付けながら作品を手掛けることもあります。
仕事で東京に行くと、いろいろな人から仕事の誘いが来たり、自分が見に行きたい展示があったりして、作品に専念することができません。逆に、お店が少ないとアイデア探しに困ります。そういった意味で、鹿児島はほどよく“あって”ほどよく“ない”、ちょうどいい街だと思い、活動の拠点としています。
毎日作品を作っていると、やる気が起こらないときもありますが、とにかくやり続けることが大事だと思います。とりあえずやり始めてみると、意外と楽しくなってきます。
一つの方法がダメになったとき、代わりを見つける力として見立てる力が大事になります。私のように作品にしなくても、普段の暮らしの中でも役に立つことがあります。例えば、料理をしていて調味料がなければ、味が似ている別のもので代用できます。似ているものがあると、工夫することで何とかなることが多いです。
今回の展覧会は、視点を変える楽しさを実感できることに加え、
私が普段どのようにアイデアを考えているかを知ることができ
ます。見立て方を学ぶと、物事を多角的に見ることができ、日
々の暮らしにちょっとした楽しさを見いだすことができます。
夏休みを迎えるお子さんの自由研究の参考にもなると思います
ので、ぜひお立ち寄りください!
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