更新日:2025年3月13日
ここから本文です。
子どもの安全対策委員会では、全取組団体に対して、子どもの事故・けがに関する情報を『子どもの安全すくすくメール』と題して配信しています。
洗濯用パック型液体洗剤は計量の必要のない便利な洗剤ですが、子どもの誤飲事故も報告されています。
・保護者が入浴中、脱衣所で待たせていた子どもが、床に置いてあった洗剤の容器を開けて洗剤をなめていた。
・子どもが洗剤を触っていたらフィルムが破れてしまい、中身が飛び散って、目に入ってしまったため、病院を受診した。
パック型洗剤は濃縮液体洗剤が水溶性のフィルムに包まれた柔らかいもので、なめたり、噛んだり、強く握ったりすることで、フィルムが破れ、中身が飛び散る可能性があります。
事故を防ぐために、「子どもの手の届かないところに保管する」ことを徹底しましょう。
他にも、お弁当に入っていた食べ物にそっくりな「保冷剤」・植木鉢等のインテリア用に使っていた「吸水樹脂ボール」・色のついた「丸型マグネット」等、カラフルな色使いにひかれて食べ物と間違って口に入れる事故も起きています。
「子どもは思いもよらないことをする」ことを心にとめて、誤嚥・誤飲・窒息事故を防ぎましょう。
暦の上では春が近づいていますが、まだまだ寒いこの季節、温かいお風呂で子どもと過ごす時間を楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。但し、この時期多いのがお風呂での事故。少しの時間、少しの水量と油断せず、子どもの見守りと合わせて溺水事故が起こらない環境づくりを行いましょう。
・子どもは大人の後に浴室に入れ、先に浴室から出しましょう。
・大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう。浮き輪を使用中の溺水事故も発生しています。
・子どもが小さいうちは、入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にしましょう。
・子どもだけで浴室に入れないよう、浴室の外鍵をかけたり、ベビーゲートなどを設置しましょう。
(参考)消費者庁HP「お風呂場での事故に注意!」
0歳から6歳までの子どものけがは「自宅」で一番多く発生していることはご存知ですか?
子どもの家庭内での事故防止のためには、以下のような安全グッズがあります。
・テーブルなどの角に体をぶつけた際の衝撃を和らげる「コーナーガード」
・小さい子どもが窓や扉から飛び出すことを防ぐ「網戸ロックや窓ストッパー」
・階段等から転落することを防ぐ「転落防止柵」
・ドアや扉に手などをはさむことを防ぐ「指はさみ防止カバー」
これらのグッズは、ネット販売や、子育て用品を取り扱っているお店で、気軽に入手することができます。安全グッズは、購入したり、家具等に設置するのに手間はかかりますが、一度設置すれば、長い間子どもを家庭内の危険から守ることに一役買ってくれる大変便利なものです。家庭内の危険箇所を見つけて、安全グッズの活用を検討してみましょう。
11月に1歳児が球形の個包装されたチーズ(直径およそ2cm)を食べて窒息し、死亡するという事故が起こりました。窒息につながりやすい食品のひとつとして、チーズのほか、飴、パン類、豆類等の食品も窒息につながりやすい食品とされ、死亡事故も発生しています。
【以下の点に注意しましょう】
・球形の個装チーズなど窒息を起こしやすい食品は、無理なく食べられるよう小さく切ったりつぶしたり、加熱して形状を変えて与え、飲み込むのを確認しましょう。
・丸くてつるっとしているものや粘着性の高いものなど、窒息を起こしやすい食品の特性を知り、注意しましょう。
・球形の個装チーズのほかに、飴やパン類、豆類、グミなどでも事故が起きています。
・窒息したと思ったら、直ちに救急要請し、背部叩打等による異物除去を試みましょう。
(参考)独立行政法人国民生活センターHP
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは何かご存知ですか?これは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が睡眠中に死に至る、原因の分からない病気で、窒息などの事故とは異なります。令和5年度には、48名の乳幼児がSIDSで亡くなり、乳児期の死亡原因の第5位となっています。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、こども家庭庁は、毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定め、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施しています。今現在、予防方法は確立していませんが、以下のポイントを守ることで発症率が低くなるというデータがあります。
・1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせましょう
・できるだけ母乳で育てましょう(無理のない範囲で母乳育児にトライしてみましょう)
・たばこをやめましょう
寝ている赤ちゃんのいのちを守るために、乳幼児突然死症候群(SIDS)について理解を深めることから始めてみませんか。
(参考)こども家庭庁HP
季節の変わり目となり、朝晩と日中の気温差で体への負担も増しています。さらにこれから寒く乾燥する日が多くなります。
これからの時期に多い感染症といえば、ロタウイルスやRSウイルス、インフルエンザなどがあります。今年もインフルエンザの流行が懸念されています。
インフルエンザの流行は12月に始まり、1~2月にピークを迎えます。新型コロナウイルス感染症との同時流行による医療機関の混乱も懸念されるため、以下の点に注意しましょう。
・1、2時間に1回は10分程度を目安に部屋の空気を入れ替える
・インフルエンザのワクチンを接種する
・規則正しい生活を送る
・人混みへの外出を避ける
また、生後間もない赤ちゃんのいるご家庭では、特に家族が対策をし、ウイルスを持ち込まない必要があります。これまで通り、感染症対策としてうがい・手洗いをきちんと行い、大切な人を守る行動をとりましょう。
消費者庁の調査では育児経験者の約4割が転落事故を経験しています。
子どもの転落・転倒事故の特徴として
・発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる
・頭部から落下しやすい(体の大きさに対し頭が大きく、重心の位置が高い)
・思わぬところに登ろうとしたり、色々な遊び方をする
家庭内では、階段・ベビーベッドからの転落の他、ソファー・低いテーブルによじ登って後ろ向きに転落、窓やベランダからの転落事故も繰り返し起きています。ベビーゲートの設置、ベッドの柵を確実に上げておく、ベランダに足場になる物を置かない、テーブル等に乗らないことを普段から約束するなどの対策を!!
また、親子で訪れた商業施設のキッズスペースで遊んでいる時、ボールプールに飛び込んで手首を骨折・クライミングウォールを登っていて転落・アスレチックトンネルを滑って来た児童と衝突して転倒するなどの事故が報告されています。保護者が対象年齢を確認し、適切な使用が出来ているか、側に付き添って見守ることが大切です。
0歳児の事故では抱っこやおんぶなどからの転落事故も要注意。落としたスマホを拾おうと前かがみになって、抱っこ紐から赤ちゃんが落ちてしまった事例も。おんぶや抱っこをするとき・降ろすとき、ぐずっている赤ちゃんはのけぞって嫌がることも・・・。抱っこやおんぶは低い姿勢で行う、かがむときは手で赤ちゃんを支える、抱っこ紐のバックルなどの留め具はゆるみが無いか確認を。
子どもの特徴・動きを十分把握して、事前対策で事故を防ぎましょう!!
鹿児島市では、子育て支援に関する情報だけでなく、子育て世代の悩みや不安を解消できるように、AI(人工知能)が問い合わせに対して自動で必要な情報をお答えする子育て情報AIチャットボットサービスを運用しています。AIチャットボットが、24時間365日、パソコンやスマートフォンからのお問い合わせに対して、自動で必要な情報をお答えいたします。
(こんなに時にご利用ください)
電話やメールで質問するより、簡単に調べてみたい
・知りたいと思っている事をどう調べたらよいかわからない
・自分でじっくり調べている時間がない
・深夜や休日にも、子育て情報の収集を行いたい
(ご利用方法)
子育て情報AIチャットボット(外部サイトへリンク)からご利用いただけます。
こどもは体温調節機能が未発達です。大人と比べると暑さを感じてから汗をかくまでの間、また、体温を下げるのにも時間がかかり、体に熱がこもりやすくなります。
こどもが抱える熱中症のリスク、こどもの特徴や行動を把握して、予防・対策をとりましょう。
(1)こどもは周囲の環境の影響を受けやすく、熱しやすく冷めやすい
こどもは、大人よりも身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強く受けます。通気性の良い服を選ぶなど服装に注意し、帽子も忘れずに被らせましょう。暑い環境で長い時間過ごす場合には、涼しい場所での休憩と、十分な水分・適度な塩分の補給を行いましょう。
(2)こども自身では予防できない
こどもは屋外で遊びに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかないことがあります。周囲の大人が顔色や汗の量などに気を配り、顔が赤い、ひどく汗をかいているなど、こどもに異変がある場合には、水分や塩分を補給し、涼しい環境で十分に休息させましょう。
(参考)こども家庭庁HPみんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!
鹿児島県内全域に手足口病流行発生警報が発令されていますのでご注意ください。
みなさん、手足口病を知っていますか?
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、「エンテロウイルス」というウイルス感染によって起こる感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行し、7月がピークになります。感染症発生動向調査によると例年報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。
【どんな症状?】
・口内の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹、発熱、爪がはがれることも
・口内にできた水疱が潰れてできる口内炎の痛みから飲食を受け付けず「脱水」になることも
手足口病には特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気
であるため、経過観察を含め、症状に応じた治療になります。しかし、まれに髄膜炎や脳炎など
中枢神経系の合併症等が起こる場合があることから経過観察をしっかりと行う必要があります。
一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。手洗いは、水洗いのみではなく、流水と石鹸で十分に行いましょう。また、マスクでしっかり感染対策をすることも一つの手ですが、息苦しさからマスクの着用を嫌がる子も多いため、まずは手洗いをしっかりして感染を防ぐための対策をしましょう。感染しないことが一番ですが、万が一罹患してしまった際には、乳幼児は自らの健康状態を適切に伝えることが厳しいため、経過観察はしっかりと行いましょう。感染対策をしっかり行い、楽しい夏を迎えましょう。
(参考)厚生労働省HP
世界保健機関(WHO)は喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指し、平成元年から毎年5月31日を「世界禁煙デー」と定めており、日本では厚生労働省が5月31日から6月6日を「禁煙週間」と定めています。
妊娠中の喫煙は母体への影響だけでなく、胎児の発育にも影響を及ぼし、低出生体重児となるリスクや早産、流産、周産期死亡のリスクが高くなります。
非喫煙妊婦であっても周囲の喫煙者からの受動喫煙によって、低出生体重児の出産の発生率が高まること、また、乳児においては乳幼児突然死症候群と関連があると報告されています。
さらに、こどもの誤飲事故でたばこの報告は上位で、特に1歳前後のこどもで多く発生しています。
誤飲を防ぐために次のことに注意しましょう。
・こどもの目の前でたばこを吸わない
・こどもの手の届くところにたばこを放置しない
・ニコチンが溶け出した液体は体に吸収されやすくなるため、飲料の缶などを灰皿代わりにしない
たばこを誤飲してしまった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
生活に欠かせないツールとなったスマホ等の電子機器。子どもにとっても身近にあり、興味津々ですが・・・。充電中や充電後、ACアダプターやケーブルを子どもが触れる状態で置きっぱなしにしていませんか?子どもがスマホの充電器を触ったことによる事故が起きています。
・充電器のケーブルの端子をコンセントに差し込み感電。「電撃傷」を負った。
・コンセントに差したままのケーブルの端子が寝ていた子どもの肌に接触したままになっていて、胸部にやけどを負った。
・充電中ACアダプターが溶け、周辺を焼損する火災発生。ケーブル端子部近くに歯形が残っていたことから、USB接続部に唾液等が侵入し、異常発熱したと考えられた。
他にも金属製の物をコンセントやプラグの隙間に差し込んで、火花でやけどを負った事故も報告されています。
「電撃傷」は致命傷になることもあります。事故を防ぐために以下の点に注意しましょう。
・電子機器の充電は、ケーブルを含めて子供の手の届かない場所で行いましょう。充電後は、差しっぱなし・置きっぱなしにせず片付けましょう。
・充電器のケーブルや端子に無理な力を加えたり、液体や異物を付着させたりしないよう丁寧に取り扱いましょう。
・コンセントには子どもが容易に取り外せないタイプのコンセントカバーを設置しましょう。
よくある質問
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください