更新日:2024年10月9日
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流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)は2~3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症であり、通常1~2週間で軽快します。最も多い合併症は髄膜炎であり、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。
本市では、現在、指定された13医療機関(定点医療機関)から毎週、流行性耳下腺炎の患者の発生件数の報告を受けています。
令和6年第40週(9月30日~10月6日)の1定点医療機関当たり患者報告数は、0.08人(警報開始基準値:8)でした。
直近4週の患者報告数の推移は下記のとおりです。
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37週 | 38週 | 39週 | 40週 |
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2024 | 0.15 | 0.00 | 0.08 | 0.08 |
2023 |
0.08 | 0.15 | 0.23 | 0.25 |
2022 |
0.00 | 0.08 | 0.15 | 0.00 |
患者報告数の推移は、「鹿児島市感染症情報」をご覧ください。
片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴としています。
ウイルスに感染してから、2~3週間の潜伏期間(平均18日前後)を経て発症します。
通常1~2週間で軽快します。
最も多い合併症が髄膜炎で、その他、髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。
患者の咳やくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染
周囲への感染期間は、発症の数日前から発症後5日ぐらいであり、また、不顕性感染者も感染源となります。
ワクチンがありますが、任意予防接種となります。ムンプスウイルスは潜伏期から唾液に含まれ、飛沫感染(咳、くしゃみなどにより飛び散った唾液や鼻水などを吸い込んで感染)します。発病数日前から主要症状消退まで感染力があります。ムンプスウイルスの宿主はヒトのみですので、ヒト-ヒト感染を防ぎます。濃厚接触を避け、一般的な予防法である手洗いうがいを励行しましょう。
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