更新日:2024年9月9日
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症状は、無症状の場合から、頻回な下痢、激しい腹痛、血便など様々で、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤化する場合もあります。
また、その感染力も強いため、家族内や施設内(高齢者福祉施設、保育園、幼稚園など)での集団発生には十分注意する必要があります。
腸管出血性大腸菌感染症は、夏季に多く発生します。
十分な手洗いを心掛ける、生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ入れる、食品は十分に加熱するなど、感染予防に努めましょう。
詳しい予防方法は「感染症の症状と予防(腸管出血性大腸菌感染症(O157など))」をご覧ください。
腸管出血性大腸菌感染症は、医師が患者等を診断した場合、必ず最寄りの保健所に届出を行うことになっています。
下記のグラフは、本市における腸管出血性大腸菌感染症の届出件数です。
|
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
令和6年 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 4 | 3 | 7 | - | - | - | - | 18 |
令和 5 年 |
1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 9 | 5 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 22 |
令和4年 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 10 |
令和3年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 9 |
令和2年 |
3 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
2 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
10 |
大腸菌は、健康なヒトや家畜の腸内にも存在しており、ほとんどの大腸菌は無害です。
その大腸菌の中に、ベロ毒素という毒素を出す大腸菌がありますが、その大腸菌が腸管出血性大腸菌です。
そして、その腸管出血性大腸菌の中にO157という分類があり、他にはO26やO111などもあります。
下記は、直近5年間に鹿児島市に届出のあった腸管出血性大腸菌の分類(血清型)を示します。
血清型別の報告件数(令和6年)
O172 |
O157 | O111 | O103 | O26 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
件数 | 1件 | 2件 | 8件 | 1件 | 1件 | 5件 |
割合 |
5.5% |
11.1% | 44.4% | 5.5% | 5.5% | 27.7% |
血清型別の報告件数(令和5年)
|
O157 |
O103 |
O26 |
O91 |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
件数 |
12件 |
1件 |
1件 |
0件 |
8件 |
割合 |
54.5% |
4.55% |
4.55% |
0.0% |
36.3% |
血清型別の報告件数(令和4年)
|
O157 |
O111 |
O26 |
O91 |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
件数 |
6件 |
0件 |
1件 |
0件 |
1件 |
割合 |
75.0% |
0.0% |
12.5% |
0.0% |
12.5% |
血清型別の報告件数(令和3年)
|
O157 |
O111 |
O26 |
O91 |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
件数 |
4件 |
1件 |
0件 |
0件 |
4件 |
割合 |
44.4% |
11.2% |
0.0% |
0.0% |
44.4% |
血清型別の報告件数(令和2年)
|
O157 |
O111 |
O26 |
O91 |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
件数 |
3件 |
1件 |
3件 |
0件 |
3件 |
割合 |
30.0% |
10.0% |
30.0% |
0.0% |
30.0% |
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