更新日:2025年3月12日
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本市では、現在、市内の指定された医療機関(「定点医療機関」といいます。)から毎週、水痘(みずぼうそう)の発生件数を報告していただいており、週ごとにその統計をとっています。
通常、冬から春にかけて流行する感染症です。
市内の令和7年第10週(3月3日~3月9日)の1定点医療機関当たり患者報告数は、0.46です。(警報開始基準値:2、注意報開始基準値:1)
直近4週の患者報告数の推移は下記のとおりです。
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7週 | 8週 | 9週 | 10週 |
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2025 | 0.38 | 0.46 | 0.54 | 0.46 |
2024 | 0.25 | 0.17 | 0.50 | 0.08 |
2023 |
0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
患者報告数の推移は「鹿児島市感染情報」をご覧ください。
水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスが原因で起こる疾患で、1歳から5歳に多いといわれます。
感染力は「はしか」より弱いものの、「風しん」や「おたふくかぜ」より強いといわれる感染性の強い疾患の一つです。また、発しんが出る1日又は2日前から発しんが出現して4日から5日程度又はかさぶたになるまで感染性があるとされています。
ウイルスに感染してから、通常2週間から3週間後に症状が現れます。
症状としては、主に発しんや発熱で、通常、発しんが最初に現れ、頭皮、体幹、手足の順に広がっていき、体幹に最も多く現れます。赤いブツブツ、水疱(すいほう)、かさぶたなどが混在しているのが特徴です。小児の場合、発熱は38℃前後の熱が2日から3日程度続きますが、まれに40℃を超えることもあります。
合併症としては、まれに肺炎、脳炎などがみられますが、小児で多いのは皮膚のひっかき傷による細菌の二次感染です。健康な小児ではあまり重篤な合併症は見られません。
主に、次のとおりです。
学校保健安全法では、第2種学校において予防すべき感染症に指定されていますので、発しんが痂皮化(かさぶたになること)になるまで出席停止扱いになりますが、詳しくは施設長へお尋ねください。
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