更新日:2022年12月12日
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平成30年8月に世界保健機関(WHO)より、コンゴ民主共和国北キブ州においてエボラ出血熱が発生したとの発表がされて以降、同国北キブ州とイツリ州の両州において2,000名を超える患者が発生しています(令和元年6月現在)。また、令和元年6月11日にはWHOより、隣国のウガンダ共和国でもエボラ出血熱の発生が確認されたと発表されました。
WHOは、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生が北キブ州の州都ゴマにも及んだことを受けて、日本時間の令和元年7月18日、この事態が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言しました。
エボラ出血熱発生地域であるコンゴ民主共和国及びウガンダ共和国へ渡航される方は、流行地域に近づかないことが重要です。また、感染した人の血液や体液、これらに汚染された可能性のあるもの、動物(死体を含む)に触らないようにしましょう。
エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで、感染を防ぐことができます。
症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物、排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から浸入することで感染します。
一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。
エボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、
などの症状が出ます。
次いで、
などの症状が現れます。
エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療法はないため、患者の症状に応じた治療(対症療法)を行います。
もし発生地域に渡航し帰国した後、1か月程度の間に、発熱した場合には、万一の場合を疑い、地域の医療機関を受診することは控えていただき、まず、保健所に連絡をし、その指示に従ってください。
連絡先:803-7023(鹿児島市保健所)
医療機関において、以下の症状を有し、エボラ出血熱が疑われると判断した場合、エボラ出血熱の疑似症患者として取扱い、直ちに保健所に発生届を提出してください。
38℃以上の発熱及びエボラ出血熱を疑う嘔吐、下痢、食思不振、全身倦怠感等の症状を呈する患者で以下の(ア)又は(ィ)に該当する者
連絡先:803-7023(鹿児島市保健所)
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