更新日:2022年12月12日
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日本脳炎ウイルスの感染によっておこる中枢神経(脳や脊髄など)の疾患です。
ブタなどの日本脳炎ウイルスに感染している動物を刺した蚊が、人を刺すことで感染します。
人から人への感染はありません。
日本から東南アジアにかけて広く分布していますが、近年の日本での患者報告数は減少し、年間数件という状況が続いています。
なお、感染症法の第4類感染症に分類されており、診断した全ての医療機関が報告する感染症に指定されています。
ウイルスを持つ蚊に刺された後も症状なく経過する(不顕性感染)場合がほとんどですが、症状がでる場合には、6~16日間の潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、その後急激に光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、神経系障害(脳の障害)を生じます。
ほとんどの人が感染しても発症せず無症状で終わりますが、脳症を発症した場合の死亡率は、20~40%といわれており、幼児や高齢者では危険が高くなります。
ブタなどの日本脳炎ウイルスに感染している動物を刺したコガタアカイエカ(水田等に発生する蚊の一種)などが、ヒトを刺すことによって感染します。
ヒトからヒトへの感染はありません。
コガタアカイエカは、水田、沼地、水たまりなどで発生し、活動範囲(飛行距離)はおおむね2km前後とされています。また、日没後に活動します。
定期の予防接種対象のお子様で、予診票がない人は、感染症対策課(099-803-7023)までお問い合わせください。
疲れが残っていたりして体の免疫が落ちていると、発症しやすくなります。
休養、栄養、睡眠を十分にとり、過労を避けるなど健康管理に努めましょう。
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