更新日:2025年3月19日
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急性呼吸器感染症(ARI)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれます。
新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえ、こうした流行しやすい急性呼吸器感染症の流行の動向を把握すること、また、仮に未知の呼吸器感染症が発生し増加し始めた場合に迅速に探知することが可能となるよう、令和7年4月7日から感染症法の5類感染症に位置付けられ、定点サーベイランスの対象となります。これにより、公衆衛生対策の向上につながると考えています。
急性呼吸器感染症(ARI)は飛沫感染等により周囲の方にうつしやすいことが特徴です。
マスク着用を含めた咳エチケットや手洗い(手指消毒)、換気といった基本的な感染対策を行うことが感染の予防に有効となります。
また、急性呼吸器感染症(ARI)が5類感染症に位置付けられることによる、患者の皆様への影響及び診療上の扱いは何も変わりません。就業制限や登校制限の対象にもなりません。
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