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性感染症検査を受けた方へ

性感染症はだれもが感染する可能性のある病気です。今回検査を受けたことは、あなた自身を守る大きな一歩です。あなた自身やパートナーの健康を守るためセーファーセックスを心がけましょう。

性感染症について

性感染症は、性的接触でうつる感染症です。原因微生物は、ウイルス、細菌、真菌(カビの1種)、原虫(アメーバなど)、寄生虫など多岐に渡ります。

感染部位も性器、尿道、肛門、口など多岐に渡ります。性器に症状が出ることが多いですが、それ以外の臓器や全身にも症状が出ることがあります。感染しても無症状で気づかずに他人に感染させてしまうこともあります。

不特定多数の人との性交渉は性感染症のリスクを高めますが、人数が少なければ安全という訳ではなく、一度の性交渉でも感染する可能性があります。

検査結果が陽性の方へ

性感染症の多くは、治療できます。早めに医療機関を受診し治療することが大切です。性感染症は、「感染症内科」や「性感染症科」、男性は「泌尿器科」、女性は「婦人科」等で受診できます。皮膚やのどの症状がある場合は「皮膚科」や「耳鼻咽喉科」でも受診できます。

稀に、偽陽性(本当は感染していないのに検査では陽性と判定されてしまうこと)がありますが、今回の検査だけでは区別できません。放置すると病気が進行することがありますので、症状がなくても必ず、受診しましょう。

パートナーも検査を!

性感染症は無症状のことも多いため、感染していても気づかないまま、他の人にうつしています。また、治療をしても再発することがあります。大切なパートナーを守るためにもパートナーにも検査をご案内ください。そして、お互いが治癒する(主治医の許可がある)までは性交渉は控えましょう。

 

インターネットでの医療機関の検索については「医療情報ネット」をご活用ください。

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検査結果が陰性の方へ

今回の検査結果は陰性でしたが、偽陰性やウインドウ期のために陰性となった可能性もあります。症状があれば、医療機関を受診してください。また、セーファーセックスをこころがけましょう。

  1. 偽陰性:偽陰性とは、本当は感染しているのに検査では陰性と判定されてしまうことです。感染初期でウイルス・菌などの病原体や抗体が検出できるほど増えていなかったり(ウインドウ期)、検査方法の問題で微量の病原体を検出できなかったりすると偽陰性になります。

  2. ウインドウ期:偽陰性の主な原因の1つで、感染の機会があったにもかかわらず、感染していることが検査上はわからない空白の時期があります。これを「ウインドウ期(ウインドウピリオド)」と言います。このウインドウ期は、感染症の種類と検査方法によって異なります。wind
  3. 他の性感染症:今回、陰性であったのは一部の性感染症についてのみです。調べていない感染症は他にもたくさんあります。症状があれば、医療機関を受診してください。また、セーファーセックスをこころがけましょう。

予防について

  1. 性的接触をしない:最も安全な予防法は、性的接触をしないことですが、現実的には難しいと思います。
  2. パートナーを限定する:不特定多数の人との性交渉は性感染症のリスクを高めます。性交渉の相手は特定のパートナーに限定した方が安全です。さらに、お互いが検査を受けて性感染症に罹患していないことを確認し、その後、他の人と性交渉をしなければより安全です。
  3. コンドームの正しい使用:精液・膣分泌液が粘膜に触れないようにするためには、コンドームの正しい使用が有効ですが、すべての性感染症を予防することはできません。また、コンドームの保管や取扱にも注意が必要です。ピルは避妊のためのもので、飲んでも性感染症は予防できません。
  4. 早期発見・早期治療:感染者に早く気づき、治療することが新たな感染者を減らすことにつながります。感染のリスクがある場合や、性感染症を疑う症状があった時は検査を受けて、感染していたら治療を受けましょう。

お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026