更新日:2025年12月4日
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伝染性紅斑の定点あたりの報告数が増えています。市内の令和7年第34週(8月18日~8月24日)の定点医療機関あたりの患者報告数は、3.13人で警報発令基準値(2.00人)を上回っています。
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
潜伏期は10~20日程度であり、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。
多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています
直近の鹿児島市・鹿児島県・全国の定点当たりの報告数の推移は以下の通りです。
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43週 | 44週 | 45週 | 46週 | 47週 | 48週 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 鹿児島市 | 3.63 | 3.50 | 3.25 | 2.50 | 2.25 | 2.50 |
| 鹿児島県 | 2.16 | 3.03 | 2.87 | 2.42 | 2.26 | 2.87 |
| 全国 | 0.75 | 0.81 | 0.66 | 0.65 | 0.65 | 0.57 |
市内の発生状況の推移

感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。手洗い・換気・咳エチケットといった基本的な感染対策を行いましょう。咳が出ているときには、マスクを着用しましょう。
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
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